①洪水ハザードマップ
②内水ハザードマップ
③高潮ハザードマップ
①洪水ハザードマップとは?
洪水ハザードマップは、大雨などが原因で堤防が決壊してしまった場合、浸水する恐れのある範囲や浸水の深さを知ることができるものです。
住んでいる地域の洪水ハザードマップを確認し、もし浸水の可能性がある地域に住んでいる場合は、災害時の避難場所や避難経路などをしっかりと把握しておくようにしましょう。
②内水(ないすい)ハザードマップとは?
内水ハザードマップの内水(ないすい)とは、大雨などが原因で下水道の雨水排水能力を超えてしまった場合、河川等の公共の水域に放流することができなくなり、浸水することを言います。内水ハザードマップでは、雨水が排水できなくなってしまったときに、浸水の発生が想定される区域や避難所に関する情報を知ることができます。
また、内水ハザードマップは、災害時の避難や誘導ガイドとしての役目だけではなく、地下室への止水板、土嚢等の設置、住民の自助、適正な土地の利用を促すことも目的として作成されています。
③高潮ハザードマップとは?
高潮ハザードマップと は、津波・高潮による被害が想定される区域とその程度を地図に示し、必要に応じて避難場所・避難経 路等の防災関連情報を加えたものであり、住民の避難や施設の必要性の検討などに非常に有効です。
まとめ
ひとくちにハザードマップと言っても、その目的別に複数のハザードマップが存在します。
それぞれの特徴や役割を認識して、日頃からの防災に役立てるのはもちろん、不動産購入時には、しっかりハザードマップを確認することが重要です。