夏の雨の多い時期は湿度が高くなり、外にいても室内にいてもジメジメした空気に不快に思うことが多くなります。気分の問題だけでなく、湿気が原因でカビやダニが発生しやすくなるなど、衛生面でも注意が必要です。夏の時期に湿気を感じやすくなる原因や、今すぐできる効果的な湿気対策などを紹介します。
湿度が高くなる気候
湿気が高くなる天候は、くもりの日や雨の日です。くもりの日や雨の日は、空気中の水蒸気が多くなるので、湿度が高くなります。反対に湿度が低い日は、雲がなくよく晴れた日です。空気中の水蒸気が少ないため、湿度が高くなりにくくなります。
場所
水回りや日当たり、風通しが悪いところは、湿気がたまりやすい場所です。たとえば、お風呂場や脱衣所、洗濯を干す部屋、クローゼットなどです。また布団やベットなどは寝ているときに汗をたくさんかくので蒸れやすいため、湿気がたまりやすい場所です。
家の立地や構造
家の立地が海や川の近くだと、湿度が高くなりやすい傾向があります。マンションやアパートの場合は、特に1階や2階が地下からの湿気を取り込みやすいため、湿気がたまりやすい場所です。
家の構造も湿度に影響を与えます。コンクリートは湿気を吸いやすい性質のため、コンクリート構造の家は湿度が高くなりやすい傾向があります。また気密性が高い設計も湿度が外に出にくく、多湿になりやすい構造です。
湿度が高すぎると起こる影響
1.カビや細菌などが繁殖しやすくなる
カビや細菌、ウイルスなどは高温多湿の場所を好みます。温度は25℃以上、湿度は70%以上でカビや細菌、ウイルスがいっきに増殖するといわれています。高温多湿の環境になりやすい夏場や、お風呂場や洗面台などの水まわりは注意が必要です。
2.害虫が発生する
湿度が高いとダニやムカデなどの害虫が発生しやすくなります。害虫にとって過ごしやすい環境は、気温が30℃前後、湿度が70%以上の場所。梅雨から夏場にかけての季節は特に注意しましょう。
3.身体に影響を与えることも
前述の通り、湿度が高いとカビやダニが発生しやすくなるため、アレルゲンになりかねません。カビやダニの死骸などのアレルゲンは、鼻炎やぜんそくを引き起こす恐れがあります。
湿度を下げる方法
1.定期的に換気する
湿度を下げる方法で、窓さえあればできるのが換気です。暑い季節はもちろんですが、冬場も換気は必要です。換気の適切な回数は1〜2時間に1回、時間は5〜10分がよいといわれています。特に晴れた日の湿度が低い時間帯に、換気をするのがおすすめ。窓を2つ以上開けて、空気の流れを作ると効率的です。
2.除湿機や除湿剤を使う
除湿機や除湿剤を使えば簡単に湿度を下げられます。除湿機は部屋の広さに合わせたものでないと、しっかり湿度を下げられないので、畳数に合わせたものを選びましょう。持ち運べるサイズの除湿機なら、脱衣所やクローゼット、押入れなどにも使用できます。除湿剤はさまざまな種類があるので、用途や場所に合わせて選ぶことが重要です。
3.エアコンやサーキュレーターを使用する
エアコンやサーキュレーターも湿度を下げるのに有効です。
「除湿モード」があるエアコンなら、湿度が気になる時に試してみてください。夏で湿度だけでなく温度も下げたい場合は「弱冷房除湿」がおすすめ。湿度のみを下げたいなら「再熱除湿」を使用してみましょう。ただしエアコンによって、専用のモードがない場合もあるため、事前に機能を確認してくださいね。
またサーキュレーターで風通しをよくするのも効果的です。特に窓を開けて換気をするときに、使用するのがおすすめ。ポイントは窓の方に向けて風を送ることです。効率的に湿気を外に出せますよ。風の通り道を作りにくい間取りや、クローゼットや押入れなどの窓がない場所で活躍します。
4.生活用品を利用する
一見、除湿と関係のない生活用品も、ひと工夫すると湿気を下げるアイテムになります。
①ペットボトルを凍らせて部屋に置く
ペットボトルを凍らせて、部屋に置くだけ。冷えると空気中の水蒸気は水に変わる性質があります。湿気が取り除かれ湿度が下がり、ペットボトルに水滴がたまったらタオルで拭くと再度湿気を吸収できます。
②新聞紙を活用する
新聞紙は吸湿性に優れているため、除湿に効果的です。やり方はペットボトル同様に、湿度を下げたいところに置くだけ。このとき、一度丸めてから広げるのがポイントです。湿気を吸いやすくなって、より効率的に除湿できますよ。
③重曹や炭を活用する
新聞紙と同様に、重曹・炭も湿気を吸収するアイテム。どちらも消臭にも効果的なので、下駄箱などニオイが気になるところに置くと、除湿と脱臭どちらも叶えられますよ。
まとめ
以上、お家の湿気対策についてご紹介しました。湿度が高すぎるとカビやダニの発生や、身体への悪影響などが起こりますが、低すぎても風邪を引きやすくなったり、皮膚が乾燥したりなどの悪影響があります。高い場合は湿度が40〜60%になるよう、換気や除湿アイテムを使って下げてみてください。低くなりすぎないように調整したり、湿度が上がらないように予防をしたりして、適度な湿度を保ち、快適に過ごしてくださいね。
SNSをフォロー頂いた方には掘り出し物件などお得な物件情報をいち早く発信中!
☜LINEでお友達登録お願いします(お問合せには個別対応もできます☆)
☜Instagramフォローお願いします。物件情報や地域の情報などアップしています