日常の掃除は「ハタキがけ」が基本
汚れやゴミが目立つ床などと違って、壁は汚れにくいと思いがちですが、掃除をしないとホコリや手垢汚れ、油汚れなどが蓄積して、部屋全体がくすんで見えてしまう原因となります。
きれいな壁紙を保つためにも、ふだんはハタキを使って壁のホコリを掃除しましょう。
壁の隅、エアコンなどの家電や配線まわりなどはホコリがたまりやすいので、しっかりと払います。
床を掃除する前にハタキがけを行うのもポイントです。ハタキで床に落としたホコリを掃除機で吸い取れば、効率よくきれいになります。
汚れが付着したときの対処法
一般的なビニール素材の壁紙は水拭きができます。軽い汚れや黒ずみ、手垢汚れ、食べ物や油などの汚れなどは、軽く濡らした布で水拭きをしてから、その後に乾拭きをしましょう。
汚れが落ちにくいときは、濡らした布に食器用の中性洗剤を数滴たらし、かたく絞ってから拭くのも有効です。このとき、壁紙に洗剤が残ってしまうと変色するおそれがあるため、水拭き→乾拭きをして洗剤を拭き取ってください。
②紙壁紙・織物壁紙の場合
紙や織物(布)素材の壁紙は、水を使うとシミや変色のおそれがあります。そのため水拭きや洗剤拭きは避けて、乾いたやわらかい布で優しく拭き取るようにしましょう。
クレヨン・ヤニなど特殊な汚れの対処法
クレヨンは油性の汚れなので、水拭きをすると逆に汚れが広がってしまう可能性があります。
牛乳やクレンジングオイルをしみ込ませた布で少しずつ拭いて、汚れを浮かせて取るようにしましょう。それから水拭き→乾拭きをします。
②たばこのヤニ汚れ
タバコのヤニの汚れや黄ばみには、アルカリ性の住居用洗剤を試してみましょう。ヤニが気になる場所にスプレーして布で拭き取ることで、汚れや黄ばみの緩和が期待できます。
今回は壁紙をきれいに保つ方法、お掃除の方法などご紹介しました。
内装材選びの際、壁紙はデザインや色を重視することが多いのですが、汚れに対する強さやお手入れのしやすさも重要なポイントです。近年は防汚性、防水性を高めた壁紙もたくさん登場しているので、気になるものがあればチェックしてはいかがでしょうか。