しかし、相場価格を知るためには、何から手を付ければ良いか分からない場合も多いものです。
そこで今回は、自分で相場価格を調べる方法と、机上・訪問という2つの査定方法について解説します。
不動産売却の査定前に価格相場を調べる方法
自分で不動産の相場価格を調べる方法は、主に2つあります。
1つ目は類似物件から見当を付ける方法で、周辺で売りに出されている似た物件の値段をチェックするというものです。
類似物件とは、最寄り駅からの近さ・土地の広さ・築年数・間取りが似たものを指します。
2つ目は、地価公示や路線価図をチェックする方法です。
広さが似た物件がない場合には、坪単価から計算すると良いでしょう。
不動産売却の査定方法①机上査定
自分で相場価格が把握できない場合には、不動産会社の「机上査定」を使うのがおすすめです。
机上査定は簡易査定とも呼ばれる手軽な査定方法で、不動産の条件や状況といったデータをもとに、相場価格を計算することになります。
この査定の根拠となるのは、登記事項証明書や過去の売買の実績などです。
物件を見ずに査定するため精度が低くなりますが、1~3日程度で査定額が判明するメリットがあるため、おおよその目安となる売却金額をすぐに知りたい場合に利用すると良いでしょう。
不動産売却の査定方法②訪問査定
訪問査定は詳細査定とも呼ばれる査定方法で、机上査定で行うデータ分析にくわえて、現地を訪問して細かく調査することになります。
不動産データ以外に訪問査定の根拠となるのは、不動産の現状です。
室内外の状況はもちろん、日当たりや街灯の有無などの周辺環境といった現地に行かなければ分からない要素も考慮したうえで、より正確な査定価格が提示されます。
現地調査に1~2時間程度、結果が出るまでに1週間前後かかりますが、正確な売却価格を把握できるのがメリットです。
まとめ
不動産売却を検討しているならば、類似物件・地価公示・路線価図をチェックして、おおよその価格を把握してみてください。
自分でチェックするのが難しい場合には、書類上のデータをもとに計算する、簡易査定を利用しましょう。